基準は大切です
健康リフォームの千葉です。
只今外構工事を行わせて頂いている東京渋谷区のA様邸の
工事現場に行って参りました。
大きな植栽スペース(花壇のようなもの)をレンガ積みで作るのですが、
レンガを積んで作るにしても、直線部分はやはり真っ直ぐにレンガを
積まなければ綺麗は仕上がりません。
そんな時にレンガを積むための基準となる線を引く事を「墨を打つ」と
言います。
釣りのリールの様に巻かれた糸を、墨(墨汁)を染込ませた綿の間から
引き出す事で糸に墨汁が染み、ピンッと張った糸を真っ直ぐに線を描きたい
ところの両端に張り、ピンと張った糸を指で引っ張ってパッ!と糸を離す事で
糸が元に戻ろうとする力で墨汁が染みこんだ糸が線を引きたいところに
「パシッ!」とぶつかって、真っ直ぐな線が描かれます。
こんな感じで両端を手で押さえて糸をピンッと張って「墨を打つ」訳です。
こうして「打った墨」を基準にしてレンガを積みます。
昔の大工さんが使っていた墨壷がこちら
最近の墨壷はカッコ良くなりました。
(写真のはちょっと・・・いや、かなり使い込んでますけど・・・)
糸の巻き取りはバネの力で巻尺(スケール)の様に素早く巻き取る事が
出来き、墨を染み込ませた綿も本体に収まっているので、このまま
ズボンのポケットに入れて持ち運べる様になりました。
何事も水平、垂直、直角、直線等々、確かな基準が大事な世界のお話です。
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